2020年11月 8日 御衣祭:立冬にあたり御祭神の御料を冬の物にお取り替えする祭典

5月の御衣祭と同様に、暦の上で冬が始まる立冬の日に御祭りしている神様の御料を冬のものにお取替えする神事です。

5月の御衣祭で説明したように「神様の冬の衣替えのお祭り」と広く知られていますが、「令義解」や「令集解」によれば古くは10月の神嘗祭お当日にて神御衣がお供えされているので厳密には衣替えとはまた別の神事とも捉えられます。

御衣祭で新しい御料にお取替えすることで、神様の神威が更に増すことを願う意味が込められているのでしょう。

この御衣祭にあわせて神主も冬の衣に変えることもあり、衣替えをすることで立夏と同じように神様のお力を頂戴するという意味があります。

御衣祭の神事自体は基本的に直接見ることはできませんが、行列の様子を神社に訪れている人たちで見送る様子がとても趣のあるものになっています。

私たちの生活の中で当たり前の衣替えは、神様たちの中でも必要なものだと考えると御衣祭を通して神様を少し身近に感じられるような気持ちになってくるものですね。

神威がより高められる祭典、御衣祭ですが、天照大神が御祭神である伊勢神宮では10月に神御衣祭(かんみそさい)として執り行われています。

こちらの伊勢神宮の神御衣祭は特に、「神様の衣替え」とは違った意味を持っていて、神様のお力が益々強くなることを願って行われる側面が強いものです。

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