2020年2月17日 祈年祭:春に先立って農林水産物の豊作を祈る大祭

としごひのまつり」と呼び、年の初めに米をはじめ五穀の豊作を祈るものです。

宮中では奈良時代から行われている歴史の長い大きな祭事です。

11月に行われる新嘗祭と対になるお祭りとしても知られています。

元々は民衆が五穀豊穣を願って行う予祝祭(訪れて欲しい結果を模擬表現する)でしたが、中国の大祀祈殻(祭り前に身心を清めて行う最も重要で大きな祭祀)の要素を取り入れて、国をあげての律令国家祭祀として位置するようになりました。

だんだんと律令国家祭祀としての一面はなくなっていきましたが、明治時代の神祇官復興により再開されます。

そして第二次世界大戦後、日本の国家神道自体が解体されて、国家的祭祀としての性格は消えて宮中では天皇家の私的な祭祀として扱われるようになり、神社では通常の祭祀として扱われるようになりました。

「としごひのまつり」の「とし」という言葉には稲の意味があります。

稲は全ての人の生活の基礎となるものですから、豊かな生活と繁栄を願うことが国家の繁栄にもつながっていきます。

これはどの土地にいても共通することです。

よって全国それぞれの神社で毎年大きな祭事として行われています。

土地によっては、五穀豊穣と皇室の降昌、国家国民の繁栄だけでなく商工業や産業の発展を祈る場合もあります。

巫女による神楽舞が奉納される神社もあり、盛大に行われます。

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