水子

水子供養の考え方はそもそも神道にはないので、ほとんどの神社で水子供養は受け付けていません。

基本的には「供養」という言葉自体が仏教での言葉なので、水子供養はお寺で行うことが多いからです。

色々な事情があって母の元に生まれてくることがなかった小さな命が、悪さをしないように、他の兄弟に祟りがないように…そんな風な考え方は神道には存在しないのです。

神道は先祖代々への祈りを大事にしています。

先祖が作った命が今を生きる人たちに受け継がれていて、傍で守ってくれているはず。

水子もまた、同じように今を生きる人に災いを為す存在ではなく続く命を見守っています。

水子供養は今を生きる人たちのためのもの。

過去になくした小さな命が傷になり、自分を整える力をなくしてしまっている場合はその心に力を付けるために神道の力を借りるのも良いでしょう。

水子のために砕いた心を修復して、辛い思いを祓う意味では神道でもお力になれます。

亡くなった子も、母がそんな風に苦しみ続けることを望んではいないでしょう。

水子への想いを消し去るのではなく、穏やかな日常を送るための祈りをささげる。

それが神道の立場から水子にできる一番のことかもしれません。

神社によっては、本来行っていない水子供養をしてくれる所もあります。

事前に相談に乗ってもらえるか、電話で確認しておきましょう。