桜の木の下の死体
日本人にとって桜は特別な花です。
古の時代には、花と言えば桜だという時期もありました。
桜を見ると、どこか荘厳な空気を感じませんか?
ブワッとした空気が桜の周りを纏う感覚を持ったことはないでしょうか。
桜の木に花がつくのは、神様が降りてきてくださった「しるし」だと考えられていました。
昼に咲き誇る桜はもちろんですが、夜桜の神々しいまでの空気は神様が桜に宿っているというその説に納得してしまうほどの圧倒される雰囲気を携えています。
他の国々にも花が咲き誇るという季節はありますが、日本人のように花見の宴を盛んに催すという習慣を持つ国は珍しいのです。
春の温かい空気に包まれて、桜が咲き誇りそして散っていく様はいつも私たちの出会いと別れの交錯する時期にリンクします。
昔の人々は桜に神を見て、現代の人達は桜に新しい季節の希望を見ているのかもしれません。
花より団子なんて言葉もあり、花見はたくさんの近しい人たちと親睦を深める宴が目的になりつつあります。
宴も酣な頃ふと桜を見上げてみませんか。
きっと自分たちをそっと見守って下さっている神様の存在をちょっぴり感じることができるはずです。
桜は日本人であれば、無視できない花です。
その素晴らしさをどうか、忘れないでいて欲しいと思います。

