おせちと神道
お正月に家族そろって食べるおせち料理の由来は、女の子は特にお母さんと一緒に作りながら教わってきた人が多いのではないでしょうか。
元旦にこのおせち料理を食べる時、両端が細くなっているお箸を使いますよね。
これは神人共食と言って、神様と人が同じ食事を味わうことを意味します。
田舎などに行くと神棚が飾ってあるお家がたくさんありますが、おせち料理はまず神棚に2~日あげておきますよね。
お家によっては庭に小さい祠があってお稲荷さまがいたりするので、おせち料理を一人前差し上げて家を守ってくれるようにお願いします。
こうして神様と人間の食を一緒にするという行為は、私たち人間側の気持ちが神様にどうか通じますようにという願いが込められています。
神道において神様と一緒に食事をするという考え方はとても大事な考え方の一つです。
おせちを作る時、単純に正月を楽に休むためにとか、長持ちするようにとか、そういった自分たちにかかってくる意味合い意外にも神様と共に食べる料理という感覚を持って取り掛かれると良いですね。
もうその時点で、おせち料理を作っている人の願いは神様に届き始めているはずです。
天皇の即位式である大嘗祭においては、天皇の祖先の神様とこの神人共食によって天皇になる資格を得られるのです。
神人共食はその位に意味のあるものです。

